知って得する栄養素

★ 妊娠中の体重コントロール方法 ★

妊娠中は体重の増えすぎに気をとられがちですが、やせすぎもよくありません。産後の仕事復帰やスタイルを重視するあまり、体重が増えることに極端に敏感になる妊婦さんも少なくないと思います。今回は、やせすぎによる影響や上手に体重をコントロールする方法をご紹介したいと思います。

【やせすぎによる影響】

つわりがおさまると次第に食欲が増します。つわりの時は食べられる時に食べたいものを食べていたお母さんも多いと思いますが、つわりがおさまってもその習慣がくせになってしまうとカロリーオーバーを招き、医師に体重の増えすぎを指摘されて慌ててしまうお母さんも少なくありません。だからと言って、無理なダイエットは禁物です。食事量を減らしすぎたり、食事を抜いてしまうと必要な栄養素をとることができず、赤ちゃんに十分な栄養が行きわたりません。極端な場合は、赤ちゃんの成長に影響を与えるおそれもありますので注意が必要です。また、やせすぎの場合、低出生体重児が多くなる傾向があります。

【上手な体重コントロール方法】

食事のポイント
最大のポイントは、カロリーを抑えてビタミンとミネラルはしっかりとることです。カロリーは高くても、ビタミンやミネラルは乏しいお菓子類をなるべく控え、食事は3食しっかりとるようにします。また、外食やファーストフードもカロリーや塩分が高いので頻繁に食べるのは控えたいです。可能な限り自炊を心がけ、貧血予防の鉄、骨や歯をつくるカルシウム、便秘予防の食物繊維を意識してとるようにしましょう。鉄は赤身の肉や魚、あさり、ひじき、ほうれん草など、カルシウムは牛乳などの乳製品、小魚や桜えび、大豆や大豆製品など、食物繊維は野菜、きのこ、海藻に多く含まれています。特に野菜やきのこ、海藻はカロリーを抑えつつ食事のボリュームアップに役立ちますので、上手に取り入れるようにしましょう。

適度な運動
安定期に入ったら、安産のためにも適度な運動が役立ちます。運動することで体力や持久力がつくだけでなく、便秘や腰痛、むくみを予防する効果も期待できます。ただし、経過が順調であることと、必ず産婦人科の先生に相談してから開始することが大切です。まずは日常生活でこまめに体を動かすようにし、徐々に負担のない程度の軽いウオーキングやスイミングなどを取り入れましょう。また、運動中に出血やお腹の張りを感じたらすぐに中止してください。

妊娠中はダイエットも運動も無理は禁物です。様子を見ながらバランスの良い食事と適度な運動を心がけ、上手に体重をコントロールしましょう。




 
松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
Reform Dietetics http://www.r-dietetics.com

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