知って得する栄養素

★ 離乳食のすすめ方(2) ★

今回は、離乳食の具体的なすすめ方として、赤ちゃんの離乳の段階に適した食材やかたさの目安などをご紹介したいと思います。

【初期(5~7ヶ月)】

まずは1日1回、小さじ1杯からはじめ、最初はつぶしがゆなどエネルギー源となる食材、次に野菜や果物などビタミン・ミネラル源となる食材、豆腐やヨーグルトなどたんぱく質源となる食材の順番に与えます。 回数は1日1回から2回へ、かたさの目安はさらさらのポタージュ状のものからヨーグルトのようなドロドロ状のものへかえていきます。

離乳初期に食べられる食材

エネルギー源
1日目は小さじ1、1ヵ月後に小さじ6程度が目安です。
さらさらで粒のない状態のつぶしがゆ、じゃがいもやさつまいもはゆでてなめらかにすりつぶし、だしやスープでのばします。

ビタミン・ミネラル源
離乳開始7日目から小さじ1、1ヵ月後に小さじ4程度が目安です。
かぼちゃ、にんじん、ほうれんそう、かぶ、りんごなどをゆでて裏ごしし、ポタージュ状にします。

たんぱく質源
離乳開始11日目から小さじ1、1ヵ月後に小さじ3程度が目安です。 すりつぶした豆腐、ヨーグルト、ゆでてすりつぶし、とろみをつけた白身魚、卵黄は2/3個以下をかたゆでにして裏ごしし、つぶしがゆでのばします。

【中期(7~9ヶ月)】

少しずつ味覚が敏感になってくるので、いろいろな種類の食材に慣れさせる練習をしましょう。この時期から肉や赤身の魚も食べられるようになりますが、最初は脂肪が少なく消化のよい鶏ささみから始めます。 回数は1日2回、かたさの目安は指でつまむとつぶれるくらいのフワフワ状にします。

離乳中期に食べられる食材

エネルギー源
全がゆ(5倍がゆ)、ゆでてすりつぶし、ぽってりとジャム状にしたじゃがいも、みじん切りにしてだしで煮、豆腐くらいのやわらかさにしたうどんなどを与えます。

ビタミン・ミネラル源
いずれもゆでて2~3mmに切り、とろみをつけます。ブロッコリーやトマト、なす、わかめなども食べられるようになります。

たんぱく質源
卵黄は1個をかたゆでにしてあらくほぐし、おかゆであえます。ゆでてすりつぶし、とろみをつけた鶏ささみ、鮭、さわら、ひきわり納豆などが食べられるようになります。

【後期(9ヶ月以降)】

この頃から、赤ちゃんは成長に必要な栄養素を母乳からではなく、離乳食でとるようになります。母乳やミルクの量を減らし、離乳食の回数も1日3回に切り替えます。食材は、歯ぐきでつぶせるバナナくらいのかたさを目安に、エネルギー源、ビタミン・ミネラル源、たんぱく質源をバランスよく与えるようにします。主食は全がゆから軟飯にします。

1歳をすぎると、大人とほとんど同じ食材が食べられるようになりますが、大人の食事より少しやわらかめで、前歯で噛み切り、歯ぐきで噛めるかたさを目安にします。主食は軟飯から普通に炊いたご飯にします。ケチャップやマヨネーズ、はちみつなどの調味料も使えるようになりますが、基本はごく薄味を心がけます。

離乳後期に食べられる食材

たんぱく質源
ひき肉、さば、いわし、大豆、全卵は1/2個をかたゆでにし、白身は細かく角切り、黄身はほぐしてとろみをつけます。
(12ヶ月以降)いか、えび、帆立貝、かまぼこ、ちくわ

このように、時期に応じて食べられる食材が増え、徐々に大人と同じ食事ができるようになります。赤ちゃんも離乳食を通じて、あごの筋肉の使い方やひと口で食べられる量などを学び、上手に食べられるようになります。




松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
Reform Dietetics http://www.r-dietetics.com

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