知って得する栄養素

★ 離乳食のすすめ方 ★

離乳食は赤ちゃんの成長や発達に応じて与える食材や形状を変えていき、大人と同じ食べ物を食べるための練習をする時期です。

今回は離乳食のすすめ方をご紹介したいと思います。

【離乳前の準備期(2~5ヶ月)】

母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんに、いきなり離乳食を与えても上手に飲み込むことができません。離乳食をスムーズにすすめるために、2ヶ月を過ぎた頃から準備段階として、果汁や野菜ジュースを薄めた液体を少量与えます。

【初期(5~7ヶ月)】

口を閉じてゴックンと飲み込む練習をします。赤ちゃんを観察し、このような行動がみられたら離乳食を始めてみましょう。

  • 果汁やスープなどの液体を、スプーンから飲むことができる。
  • 授乳時間がほぼ一定になってきた。
  • 大人が食べているものに興味を持ち、目で追ったり手を伸ばすしぐさをする。
  • よだれの量が多くなってきた。

まずはほぼ液体に近く、かたまりのないポタージュ状の離乳食を与えます。米がゆ(10倍がゆ)は甘みやとろみが母乳に近いので、最初に与えるものとして最適です。飲み込むのが上手になってきたら、徐々に水分を減らしてなめらかなドロドロ状にします。

【中期(7~9ヶ月)】

口をモグモグと動かし、舌でつぶして食べる練習をします。ヨーグルトのようなドロドロ状のものを上手に飲み込めるようになったら始めてみましょう。
この時期の赤ちゃんは歯が生えはじめ、舌も前後だけでなく左右に動かせるようになります。ドロドロ状のものにやわらかい粒状のものを少しずつ混ぜます。豆腐をつぶしたくらいがかたさの目安です。

【後期(9ヶ月以降)】

歯ぐきで噛みつぶして食べる練習をします。豆腐ぐらいのかたさのものを舌でモグモグと上手につぶして飲み込めるようになったら始めてみましょう。
この時期になると舌や口のまわりの筋肉が発達するため、舌でつぶせないものは左右に寄せて歯ぐきで噛みつぶすようになります。バナナくらいの歯ぐきでつぶせるかたさが目安ですが、いきなり全ての離乳食をこのかたさにすると、あごの筋肉が疲れて丸飲みする習慣がつくこともあります。最初は1品だけを後期食に切り替えて徐々に慣らしていきます。1歳をすぎた頃から、歯ぐきでしっかり噛みつぶす練習をします。バナナくらいのかたさのものを前歯で噛み切り、歯ぐきで噛みつぶして食べられるようになったら始めてみましょう。
そろそろ奥歯も生え始めますが、まだかたいものを噛む力はありません。大人の食事より少しやわらかめの、ミートボールくらいのかたさが目安です。この頃になると、大人とほぼ同じ食材を食べることができますが、味つけはごく薄味が基本です。

このように、離乳食は時期に応じて徐々にすすめていきます。上手に食べ物を噛めるようになるには2歳頃までかかりますので、焦らないようにしましょう。また、食べる量には個人差がありますので、無理矢理食べさせたりせず、食べることの楽しさを教える時期と考えると良いでしょう。




松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
Reform Dietetics http://www.r-dietetics.com

ページトップへ
コラム
旬の食材で心もカラダもハッピーに
知って得する栄養素