知って得する栄養素

★ 妊娠中、とりすぎに気をつけたい栄養素や食品について ★

妊娠中はお腹の赤ちゃんとお母さんのために、いろいろな栄養素をしっかりとる必要がありますが、逆にとりすぎに気をつけたい栄養素や食品もあります。

今回は、とりすぎに気をつけたい栄養素や食品についてお話ししたいと思います。

【とりすぎに気をつけたい栄養素】
・塩分
妊娠全期間を通して気をつけたいのが、塩分の摂取です。
塩分をとりすぎると、むくみや妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の一因となりますので、注意が必要です。
1日10g以下を目標に、調理の際は薄味を心がけましょう。

・ビタミンA
皮膚や粘膜、目を健康に保つビタミンAは、妊娠中でも欠かせないビタミンのひとつですが、脂溶性ビタミンのため、過剰にとりすぎると体内に蓄積されてしまいます。
特に妊娠初期に過剰摂取すると、胎児の先天奇形のリスクが高まると言われています。
食品ではレバーやうなぎなどに多く含まれます。中でもレバーは鉄が豊富なので、貧血予防のためには意識してとりたい食品ですが、食べる量と頻度に気をつけましょう。
尚、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるので、とりすぎの心配はありません。

【とりすぎに気をつけたい食品】
・魚介類
魚介類は良質たんぱく質を多く含み、EPAやDHAなど、体に良い働きをする不飽和脂肪酸の供給源として、健康的な食生活には欠かせない食品ですが、近年魚介類を通じた水銀摂取が胎児に何らかの影響を与える可能性があるとして、妊娠中に水銀濃度が高い魚介類を偏って食べないようしましょう。摂取の目安は下記の通りです。

週1回まで食べても良い(1回80g)
キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチ(メバチマグロ)など
週2回まで食べても良い(1回80g)
キダイ、マカジキ、ミナミマグロなど

尚、マグロの中でも、キハダマグロ、ビンチョウマグロ、メジマグロ、ツナ缶は通常通り食べても差し支えありません。

加工食品
手軽に利用できる加工食品や冷凍食品、インスタント食品は、塩分、脂肪分が気になります。頻繁に食べるのは控えて、たまに利用する程度にしましょう。

スナック菓子、お菓子
カロリーが高く、塩分や脂肪分が気になります。また、洋菓子は糖分や脂肪分が多め。カロリーの割にはビタミンやミネラルなどの栄養素が乏しいので、どうしても食べたい時は、少量にしておきましょう。

このように、とりすぎに気をつけたい栄養素や食品を挙げましたが、神経質になりすぎず、同じ食品ばかりに偏らないよう、色々な食品をまんべんなくとることを心がければ問題ないでしょう。


 
松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
Reform Dietetics http://www.r-dietetics.com

ページトップへ
コラム
旬の食材で心もカラダもハッピーに
知って得する栄養素