知って得する栄養素

★ 妊娠中に不足しやすい栄養素 ★

妊娠中は、赤ちゃんの成長とともにお母さんが必要とする栄養素も増します。
いずれも、もともと日本人が不足しがちな栄養素ですので、赤ちゃんの成長と安産のためにも、妊娠中は特にしっかりとることを心がけましょう。

【妊娠中に不足しやすい栄養素】
・鉄
妊娠すると、血液量の増加によって血液中のヘモグロビン濃度が薄まるほか、赤ちゃんが必要とする血液をお母さんの体から吸収するため、鉄を十分にとる必要があります。
鉄には動物性食品のヘム鉄と、植物性食品の非ヘム鉄があり、吸収が良いのはヘム鉄です。ヘム鉄は、レバーや牛肉、マグロ、カツオ、アサリなどに多く含まれています。一方、非ヘム鉄は菜の花や小松菜、ほうれん草などの青菜類、ひじき、大豆、豆製品に多く含まれます。非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとると吸収が高まります。これらの食材を上手にとり入れて、十分に鉄をとるよう心がけましょう。

・カルシウム
赤ちゃんの歯や骨を作るため、また、お母さんの歯や骨の衰えを防ぐためにも、妊娠中は十分にカルシウムをとることが大切です。特にカルシウムは日本人が不足しがちな栄養素なので、今まで以上に意識してとりたいです。 カルシウムは牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品をはじめ、小魚や桜海老、小松菜などの青菜、大豆や大豆製品に豊富に含まれています。

色々な食品からカルシウムをとることで、他の栄養素もバランス良くとることが出来ます。
また、カルシウムは牛乳に含まれるCPP(カゼイン・ホスホ・ペプチド)やビタミンD、クエン酸などと一緒にとることで吸収が高まります。牛乳は最も効率の良いカルシウムの供給源となりますので、毎日コップ1杯飲むようにしたいです。牛乳が苦手なら、スープやグラタン、ミルクゼリーなど、調理法を工夫してみましょう。

・食物繊維
妊娠初期は、つわりなどで食事量が減るために食物繊維が不足しやすく、中期以降は子宮が大きくなって腸を圧迫することで便秘になりやすくなります。また、妊娠することによりホルモンの関係で胃腸の機能が低下することも便秘の原因のひとつです。
食物繊維はごぼうやれんこんなどの根菜類やきのこ、海藻、豆類に多く含まれていますので、意識して毎日の食事に取り入れましょう。
また、規則正しい食事や毎朝トイレに行って、排便の習慣をつけるなど、生活面での改善も便秘対策には重要です。

妊娠中は今まで以上に食事や生活に気をつけて、赤ちゃんが元気に育つ環境をつくってあげましょう。


 
松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
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