知って得する栄養素

★ 運動の秋にとりたい栄養素 ★

ようやく過ごしやすい気候になり、秋の気配を感じるようになってきました。
秋は「食欲の秋」「読書の秋」「行楽の秋」など、何をするにも最適な季節ですが、今回取り上げたいのは「運動の秋」。

学生時代は体育の授業や部活動などで、定期的に運動をする機会がありましたが、社会に出ると、自ら積極的に運動をするきっかけをつくらないと、なかなか運動できません。

適度な運動は、単にダイエットのためだけでなく、疲れにくい体質になる、リフレッシュ効果がある、新陳代謝が活発になる、体温が上昇し、冷え性の予防になるなど、健康と美容の両面で大きな効果をもたらします。

暑くもなく、寒くもない、過ごしやすい季節だからこそ、運動を始めてみませんか?
ですが、長い間運動をする習慣のなかった方が、いきなりハードな運動を始めてしまうと、怪我の原因になりますので、軽いストレッチやウオーキングから始めて、体を徐々に慣らしていきましょう。
それと同時に食事にも気を配ってみましょう。ほんの少し食事を意識するだけで、疲れにくい体になり、より一層運動が楽しくなるはずです。

【運動前は・・・】
運動を始めるとまず利用されるのが体内の糖質です。運動前に糖質をとっておくと、効率良くエネルギーとして利用され、持久力もアップします。
例えば、おにぎりやうどんなどの主食やバナナなどがおすすめです。また、栄養素をエネルギーに変えるのを助ける栄養素を合わせてとると、さらに効果的です。代表的なものとして、ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質の代謝をスムーズにする働きがあります。他にナイアシンやビタミンB6、ビオチン、パントテン酸などのビタミンB群が栄養素の代謝をサポートしています。

【運動後は・・・】
運動後は乳酸が蓄積され、疲労を感じている状態です。乳酸の生成を抑え、疲労回復に働くのがクエン酸クエン酸かんきつ類や梅などに含まれていますので、運動後に果物を食べたり、酢の物など、酢を使ったメニューを選ぶとよいでしょう。その他、疲労回復に役立つのが、にんにくやにらねぎなどの香り成分である、イオウ化合物です。これらは糖質のエネルギー代謝に必要なビタミンB1の利用率を高める働きがあります。

また、筋肉をつくるたんぱく質は、常に意識してとりたい栄養素です。とりすぎると腎臓に負担をかけてしまうため、3食きちんと主菜をとるようにすれば問題ないでしょう。
そして、オクラや山芋などのネバネバ成分であるムチンは、たんぱく質を効率良く分解し、スタミナアップに働くので、たんぱく質と合わせてとると良いでしょう。

 
松本理華のプロフィール

管理栄養士。武庫川女子大学 生活環境学部 食物栄養学科卒業。
管理栄養士のダイエット Reform Dietetics(http://www.r-dietetics.com)主宰。
「きちんと食べて、きれいにやせる」をモットーに、ダイエットのメカニズムや、間違ったダイエットの危険など、ダイエットに関する様々な情報を紹介しているサイトを運営。
その他、週刊誌、月刊誌、webサイトにて原稿の執筆や監修を行う等、様々なメディアで幅広く活動中。

管理栄養士のダイエット
Reform Dietetics http://www.r-dietetics.com

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